リカレント教育実施校が増えています
最近人生100年時代、生涯学習って言葉をよく聞きません?佐々木蔵之介さんのCMとか。
日本は長期雇用が長年のスタイルだったので改めて学校で学び直すといった機会も少なかったのが、社会の変化によって必要性がでてきたんですね。
昔のような終身雇用が当たり前だった時代ってもう終わっています。
転職したことがない人って少数派なんですもん。
参考:政府会議 [*1]
男性
25~29 60.4%
30~34 52.1%
35~39 42.1%
40~44 37.9%
45~49 37.7%
50~54 35.8%
55~59 31.6%
60~64 11.4%
65~ 1.9%
女性
25~29 41.1%
30~34 26.9%
35~39 17.3%
40~44 14.7%
45~49 10.0%
50~54 7.1%
55~59 6.5%
60~64 7.1%
65~ 0.9%
規模が大きい会社ほど新卒採用が高くて、中途採用は3割未満の現状だと思い切った行動も取れないのもあるけど、会社が従業員にかける訓練費は90年代より下がってます。
5割の人が学び直しをしている!
実は結構多くの人が学び直しをしています。
テレビやラジオ、ネット学習などの自習は49.4%の人が経験していて、社内の勉強会29.1%、更に2割の人が民間の講習会やセミナーに参加しています。(*1)
でも、民間の教育訓練機関以外の大学や専門学校が活用される場合はごくわずか。
ほとんどの人が大学等が社会人向けにプログラムを提供していることを想定していなかったんです。
政府も教育訓練給付の拡充をしています。
専門実践教育訓練給付金の支給額は、教育訓練経費の50%(年間上限40万円)となります。
また、専門実践教育訓練の修了後1年以内に、目標として設定した資格を取得等し、雇用保険の被保険者となる就職をした場合は、教育訓練経費の70%(年間上限56万円)で専門実践教育訓練給付金を再計算し、既支給分の差額を支給します。引用元:厚生労働省
対象講座を受講すると40万の上限付きで5割が支給されます。
雇用保険の被保険者で支給要件期間が3年以上(初めてだと2年以上)であれば対象です。
気になる方はハローワークで対象になるか照会してみてください。
リカレント教育実施大学等を調べてみた
2950講座!専門実践教育訓練指定講座って思っていた以上に多かった!
業務独占資格または名称独占資格の取得を訓練目標とする養成課程 (メジャーな看護師、介護福祉士、美容師、調理師。逆に講座数が少ない資格はきゅう師、義肢装具士、海技士、救急救命士、航空運航整備士)、第四次産業革命スキル習得講座(AI、セキュリティなど)、一定レベル以上の情報通信技術関連の資格取得向けの課程(情報処理安全確保支援士、ネットワークスペシャリストなど)とかいろいろあります。
参考:厚生労働省
学び方にも多様性がでてきました。
自分が取りたい資格が支給対象になっているか是非調べてみてください。
仕事と家庭と勉強と、一気に抱えるのは大変だけど「今勉強したい」って人には働きながら学び続けれる学校もあるのがいい。
学び直しに期限なんてないからね!
放送大学・大学院
1981年開校、リカレント教育の先駆け!30~40代が多く9万人以上が在籍。通信制だから始めやすい。
日本女子大学
半数以上が40代、再就職もあっせんしてくるので9割の進路が就職。育児休暇中にスキルアップ。
筑波大学東京キャンパス社会人大学院(夜間)
平日夜間や土日になので実務のプロ向け。
東京電機大学大学院 国際化サイバーセキュリティ学特別コース
履修証明制度に対応。(文科省:大学等の履修証明制度について)
昼夜開講制なので社会人が受講しやすい。
滋賀短期大学
栄養士資格が2年で取れる。社会人特別入試あり。
高知リハビリテーション専門職大学
2019年4月開学!
東京専門職大学
2020年4月開校予定