ユニバーシティ・オブ・ザ・ピープルでも頻繁にみる剽窃
オンライン大学だとアメリカの大学だという認識が希薄なのか、剽窃に対する意識が薄い生徒が多いです。
良くてF、退学や留学ビザの取り消し、卒業後の学位取り消しにも繋がる重大な違反行為です。
UoPeople の最低合格ラインは D- (60~62点、GP 0.67点) ですが CGPA が2.0以下に落ちると Academic Warning、その次学期も2.0以下だと Academic Probation、その次の学期でも2.0以下だと退学です。
剽窃についてはクラスで何度も注意喚起されますが、1000番台を受講中の生徒の中には Course Hero 等のサイトを利用して完コピをしてくる人がチラホラ。
Discussion である程度書き方の癖がわかるので、名前が伏せてある Written Assignment も作者が誰なのかなんとなくわかります。
特に英語が母国語でない生徒の癖はわかりやすく、クラスメートの剽窃を見つけた時は本当に残念な気持ちになります。
あくまで感覚ですが、やっぱり非ネイティブの剽窃が多いです。アジアが目立ちますが、南米、中東、アフリカの生徒でも見かけます。欧米人もあるのでしょうが、私が気がついたのは僅かでした。
Written Assignment は匿名なので剽窃を指摘しやすかったのですが、Discussion はオープンな場所で指摘することになるので引用方法を伝えるにとどめ、ストレートに指摘した人は見たことがありません。
一度、クラス全員が読んでいる課題サイトからの剽窃を見てからは Discussion もチェックするようにしています。
私は評価する前にまず PaperRater などの剽窃チェッカーで確認するのですが、見つけた場合はわざわざ読んで評価することはしませんでした。
リサーチされた内容を読んで、自分でもリサーチしてからフィードバックをしたり、カウンターの質問もしたいので適当な回答しか返せないチートした人の内容を読みたいと思わないからです。
今回スチューデント・レポーティングが導入され UoPeople の盗用・剽窃対策が厳しくなりました。
これからはきちんと対応していけそうです。



